「お客様から来た資料請求は担当の営業に振り分けて渡している.」
私たちが,販売促進の担当者から,何度と無く聞いた言葉です.
「その後,どうなったか,ご存知ですか?」
と聞くと,
「いや,そっから先は分かりません.」
「管轄外なので,知りません.」
これも非常によく聞く回答です.
このページを読んでいただいている経営者の方,営業部長の方,自社の状況をきちんと把握していますか?
御社の販促と営業は一体化していますか?
返事が遅いと,急いでいるお客様は別の会社にすぐに行ってしまいます.
電話やホームページからの資料請求は,急いでいることが多いです.
特に技術者の方は電話するのを嫌がりますので,急いでいてもホームページから問い合わせたり,メールを送られる方が多いです.
割り振られはしますが,営業マンが能動的に自分が担当するというボタンを押さねば,いつまでも無担当の状態で残りますので,誰がどのお客様を待たせているかも一目瞭然です.
ただし,本来は営業マンの業務を管理するものではなく,資料請求を受ける部署「販売促進部門」と営業を掛ける部署「営業部門」の一体化を目的とするものです.
一度うまくいけば,両部門の信頼感も増します.
資料請求した人がその後,どういうプロセスを辿ったかがわかりますので,資料請求した真意を一件一件把握することができます.
それにより,広告の内容,どの業界に向けるかに関して,再検討を加えることも容易です.